[heart] Debian GNU/Linux (etch, sarge) でちょこちょこ設定した記録です。

[heart] 順番はてきと〜、そして非常に古い情報もあったりします。

analogのパッケージを作成する

analog作者が多忙なためか、OSレポートにWindowsVistaを表示できません。(unknown Windowsと表示されます) せっかくですので、自分で修正したパッケージを作成してみました。

/etc/apt/sources.list へ source を加える

deb-src http://cdn.debian.or.jp/debian etch main contrib non-free

パッケージ情報を更新・ソースファイルダウンロード

パッケージ情報を更新。ソースコンパイルに必要なパッケージの依存関係をチェック。その後 analog sourceをダウンロード。

# apt-get update
# apt-get build-dep analog
# cd (作業ディレクトリ)
# apt-get source -d analog

ダウンロードしたファイルは、一般ユーザで展開・パッチ適用して作業をすすめることとします。 (rootで作業してもよいのですが、ミスをしてもシステムに影響がないようにするため)

パッケージ作成

debian/rules ファイルを編集

configure オプションを追加・修正するときこのファイルを編集します。 今回は必要ありませんので、ビルド用に実行可能モードを追加します。

% chmod 755 debian/rules

パッケージのDebianバージョンを上げる

debian/changelog ファイルを編集します。編集専用のコマンドで起動。

% debchange -i

現在のDebianバージョンを1つ上げた新しいエントリが追加され、エディタが起動します。 「*」のところに変更内容を簡潔に英語で記述します。

tree.c の編集

874行を下記のように追加/修正。(patch風の記述じゃなくてゴメン)

	else if (*c == '6') {
	  if (*(c + 1) == '.' && (*(c + 2) == '0'))
	    *name = "Windows:Windows Vista";
	  else
	    *name = "Windows:Unknown Windows";
	}
	else if (*c >= '7' && *c <= '9')

スペシャルパッケージのビルド

ソースのトップディレクトリで次のコマンドを実行します。

% dpkg-buildpackage -rfakeroot -us -uc

作成されたパッケージをインストール

root でパッケージをインストールします。

# cd ../
# dpkg -i analog_6.0-9.mod**_i386.deb

logrotate の設定

logの更新周期・保存数の設定です。

wtmp,btmp は /etc/logrotate.conf に記述。デフォルトのrotate数は 1 であるので、12 程度に変更しましょ。

その他のパッケージについては /etc/logrotate.d/ 以下に保存されています。

popularity-contest

http://popcon.debian.org/

とりあえずパッケージインストールだけ行ってみた。

aptで使う公開鍵の登録

# apt-get update
取得:1 http://ftp.jp.debian.org etch Release.gpg [378B]
   (中略) 
取得:26 2006-11-20-1343.48.pdiff [6274B]
164kB を 53s 秒でダウンロードしました (3041B/s)
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
W: 以下の鍵 ID に対して利用可能な公開鍵がありません:
A70DAF536070D3A1
W: これらの問題を解決するためには apt-get update を実行する必要があるかもしれません

この様なエラーがでた場合、下記の通りに公開鍵を登録します。

# gpg --keyserver pgp.mit.edu --recv-keys A70DAF536070D3A1
# gpg --armor --export 6070D3A1 | apt-key add -

apache2.2.xでの設定

default charset の変更

defaultは utf-8 となっています。 debian の場合、DefaultCharsetをoffとした方が文字コード化け問題が少なくなります。

/etc/apache/conf.d/charsetにて

AddDefaultCharset off

user dirを有効にする

defaultでは一般ユーザのページは表示できません。 mod_userdir を読み込む必要があります。

mod_userdir.soを読み込むためには

/etc/apache2/mods-available/userdir.{load/conf} を
/etc/apache2/mods-enabled/userdir.{load/conf} へリンクします。

ExecCGI を有効にする

apache1.3.x系では気にせず使えたのに、2.x系ではデフォルトで動かない。よくよく調べてみたら

/etc/apache2/apache2.confにて

AddHandler cgi-script .cgi

のコメントをはずす。

という作業が必要であった。

icedove でのブラウザ指定

使いたいブラウザの統合方法でDebianを指定。

# dpkg-reconfigure icedove

x-www-browser で指定するブラウザが起動する。

x-www-browser を変更。

# update-alternatives --config x-www-browser

courier-imapのアクセス制限

couriertcpdのオプション -access でアクセス制限します。 参考にさせていただいたのは こちら

accessファイルを作成します。たとえば /etc/courier/imapdaccess として

*<tab>deny
127.0.0.1<tab>allow
192.168.1<tab>allow
.

<tab>はタブキーのこと。 最後のピリオド(.)は必要と書いてあるページがありました。(ちょっと未確認)

datファイル作成。

# makedat -src=imapdaccess -tmp=imapdaccess.tmp -file=imapdaccess.dat

/etc/courier/imapdへ追加。

TCPDOPTS="-nodnslookup -noidentlookup -access=/etc/courier/imapdaccess.dat"

courier-imap-ssl をリスタート。 tcpdwrapperの様に domain 名記述ができるとうれしいのですが、ちょっと無理っぽい。

postfix + courier-pop-ssl + drac(POP before SMTP)の設定をする

postfixとcourier-pop-ssl導入済の環境に、dracを入れました。 db確認用に db4.3-util もインストールしています。 参考にさせていただいたのは こちら

  1. drac /etc/init.d/drac
    OPTIONS="-i -e 5 /var/lib/drac/dracd.db"
    expiredを5分へ変更。デフォルトの設定は30分。
  2. courier-pop-ssl(courier-pop) /etc/courier/pop3dへ以下の2行を記述。
    AUTHMODULES="authdaemon authdrac"
    DRACHOST="127.0.0.1"
    /etc/init.d/courier-pop, /etc/init.d/courier-pop-sslへ以下の環境変数を追加。
    DRACHOST="$DRACHOST"
    それぞれのinit fileをリスタート。
  3. dracd.db 更新の確認 pop3s接続を行った後、dracd.dbが更新されたかどうかを確認する。(1行めはdbファイルの確認のみ)
    db4.3_dump -p /var/lib/drac/dracd.db
    strings /var/lib/drac/dracd.db
    接続した IP Address が表示されればOK。
  4. postfix /etc/postfix/main.cfにて
    mynetworks = 127.0.0.0/8 192.168.1.0/24 check_client_access btree:/var/lib/drac/dracd
    
    smtpd_recipient_restrictions =
           permit_mynetworks,
           check_client_access btree:/var/lib/drac/dracd,
           check_relay_domains
    テスト送信して rejectされないことを確認。

boot時の起動スクリプトを調整する

# sysv-rc-conf

というコマンド(パッケージ)を使います。

run level での調整も可能ですが、インストール済パッケージを停止状態にするときに使用しています。 (courier-imapを停止とか)

Javaをインストール(make-jpkg編)

あらかじめ java-package をインストールしておきます。 http://java.sun.com/j2se/1.4.2/ja/download.html から

j2sdk-1_4_2_*-linux-i586.bin
j2re-1_4_2_*-linux-i586.bin

をダウンロードします。

$ fakeroot make-jpkg j2sdk*.bin
$ fakeroot make-jpkg jre*.bin

debファイル作成後、

# dpkg -i *.deb

でインストール。

Javaをインストール(Blackdown project編)

Blackdown project が提供している debian unofficial package をインストール。

/etc/apt/source.listへ1行追加。

deb ftp://ftp.lab.kdd.co.jp/Linux/Java/java-linux/debian sarge non-free

あたりをインストール。(開発環境が必要なければ、j2reだけでも十分です。)docをインストールする場合は http://java.sun.com/j2se/1.4.2/ja/download.html からdocファイルをダウンロードし、 /tmp へ置くよう指示される。

qemu

qemuでFreeBSDをインストール

# qemu -hda /export/qemu/Fbsd.img -cdrom /home/cdr/6.0-RELEASE-i386-bootonly.iso -boot d -m 256 -monitor stdio -user-net

普通に起動

# qemu -hda /export/qemu/Fbsd.img -m 256 -monitor stdio -user-net -rdir 8022::22

dpkg-buildpackage

パッケージを自分で作成する

  1. ソースファイル・パッチファイルを入手する。
    ftp://ftp.debian.org/pool/ あたりからダウンロードすればいいでしょう。
  2. 設定を変更する。
    debian/rules ファイルを編集。
    だいたいはconfigure オプションを追加することになるのでしょうね。
    編集後、 chmod 755 debian/rules で実行可能にしておきます。
  3. パッケージのDebianバージョンを上げる
      debian/changelog ファイルを編集。
      ソースのトップディレクトリに移動し、次のコマンドを実行。
        % debchange -i
      現在のDebianバージョンを1つ上げた新しいエントリが追加され、
      エディタが起動されます。
      「*」のところにどんな変更を行ったか簡潔に英語で記述しましょう。
  4. スペシャルパッケージのビルド
      ソースのトップディレクトリで次のコマンドを実行。
        % dpkg-buildpackage -rfakeroot -us -uc
  5. 作成されたパッケージをrootでインストールして終了。

現在

xlockmore
wnn7-server

の独自パッケージを作成しています。

※UNIX USER2001.9月号のでびあん通信を参考にしました。

xterm-linux.xpm

debianで使うxpmアイコンのパッケージ名は

fvwm-icons

インストールされるディレクトリは

/usr/include/X11/pixmaps

これをインストールすると xterm-linux.xpm がもれなくついてきます。

ctwmでkterm用のアイコンに使用しています。


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Last-modified: 2007-10-31 (水) 18:58:10