&heart; Debian GNU/Linux (sarge) でちょこちょこ設定した記録です。 &heart; Debian GNU/Linux (etch, sarge) でちょこちょこ設定した記録です。 &heart; 順番はてきと〜、そして非常に古い情報もあったりします。 #contents * analogのパッケージを作成する [#p8e72377] analog作者が多忙なためか、OSレポートにWindowsVistaを表示できません。(unknown Windowsと表示されます) せっかくですので、自分で修正したパッケージを作成してみました。 ** /etc/apt/sources.list へ source を加える [#v15affe1] deb-src http://cdn.debian.or.jp/debian etch main contrib non-free ** パッケージ情報を更新・ソースファイルダウンロード [#f3f4d447] パッケージ情報を更新。ソースコンパイルに必要なパッケージの依存関係をチェック。その後 analog sourceをダウンロード。 # apt-get update # apt-get build-dep analog # cd (作業ディレクトリ) # apt-get source -d analog ダウンロードしたファイルは、一般ユーザで展開・パッチ適用して作業をすすめることとします。 (rootで作業してもよいのですが、ミスをしてもシステムに影響がないようにするため) ** パッケージ作成 [#nbe33690] *** debian/rules ファイルを編集 [#ldb4f724] configure オプションを追加・修正するときこのファイルを編集します。 今回は必要ありませんので、ビルド用に実行可能モードを追加します。 % chmod 755 debian/rules *** パッケージのDebianバージョンを上げる [#y8d76fbf] debian/changelog ファイルを編集します。編集専用のコマンドで起動。 % debchange -i 現在のDebianバージョンを1つ上げた新しいエントリが追加され、エディタが起動します。 「*」のところに変更内容を簡潔に英語で記述します。 *** tree.c の編集 [#v6c38c5e] 874行を下記のように追加/修正。(patch風の記述じゃなくてゴメン) else if (*c == '6') { if (*(c + 1) == '.' && (*(c + 2) == '0')) *name = "Windows:Windows Vista"; else *name = "Windows:Unknown Windows"; } else if (*c >= '7' && *c <= '9') *** スペシャルパッケージのビルド [#ad1bbe10] ソースのトップディレクトリで次のコマンドを実行します。 % dpkg-buildpackage -rfakeroot -us -uc ** 作成されたパッケージをインストール [#r16b1836] root でパッケージをインストールします。 # cd ../ # dpkg -i analog_6.0-9.mod**_i386.deb * logrotate の設定 [#d7b12f15] logの更新周期・保存数の設定です。 wtmp,btmp は /etc/logrotate.conf に記述。デフォルトのrotate数は 1 であるので、12 程度に変更しましょ。 その他のパッケージについては /etc/logrotate.d/ 以下に保存されています。 * popularity-contest [#xca72e88] [[http://popcon.debian.org/]] とりあえずパッケージインストールだけ行ってみた。 * aptで使う公開鍵の登録 [#ac08c155] # apt-get update 取得:1 http://ftp.jp.debian.org etch Release.gpg [378B] (中略) 取得:26 2006-11-20-1343.48.pdiff [6274B] 164kB を 53s 秒でダウンロードしました (3041B/s) パッケージリストを読み込んでいます... 完了 W: 以下の鍵 ID に対して利用可能な公開鍵がありません: A70DAF536070D3A1 W: これらの問題を解決するためには apt-get update を実行する必要があるかもしれません この様なエラーがでた場合、下記の通りに公開鍵を登録します。 # gpg --keyserver pgp.mit.edu --recv-keys A70DAF536070D3A1 # gpg --armor --export 6070D3A1 | apt-key add - * apache2.2.xでの設定 [#ia326e5f] ** default charset の変更 [#i00f9191] defaultは utf-8 となっています。 debian の場合、DefaultCharsetをoffとした方が文字コード化け問題が少なくなります。 /etc/apache/conf.d/charsetにて AddDefaultCharset off ** user dirを有効にする [#m50039a9] defaultでは一般ユーザのページは表示できません。 mod_userdir を読み込む必要があります。 mod_userdir.soを読み込むためには /etc/apache2/mods-available/userdir.{load/conf} を /etc/apache2/mods-enabled/userdir.{load/conf} へリンクします。 ** ExecCGI を有効にする [#kec60a69] apache1.3.x系では気にせず使えたのに、2.x系ではデフォルトで動かない。よくよく調べてみたら /etc/apache2/apache2.confにて AddHandler cgi-script .cgi のコメントをはずす。 という作業が必要であった。 * icedove でのブラウザ指定 [#r687062f] 使いたいブラウザの統合方法でDebianを指定。 # dpkg-reconfigure icedove x-www-browser で指定するブラウザが起動する。 x-www-browser を変更。 # update-alternatives --config x-www-browser * courier-imapのアクセス制限 [#o78e211c] couriertcpdのオプション -access でアクセス制限します。 参考にさせていただいたのは [[こちら:http://www.softclub.co.jp/~zoro/woody/receive.html]] accessファイルを作成します。たとえば /etc/courier/imapdaccess として *<tab>deny 127.0.0.1<tab>allow 192.168.1<tab>allow . <tab>はタブキーのこと。 最後のピリオド(.)は必要と書いてあるページがありました。(ちょっと未確認) datファイル作成。 # makedat -src=imapdaccess -tmp=imapdaccess.tmp -file=imapdaccess.dat /etc/courier/imapdへ追加。 TCPDOPTS="-nodnslookup -noidentlookup -access=/etc/courier/imapdaccess.dat" courier-imap-ssl をリスタート。 tcpdwrapperの様に domain 名記述ができるとうれしいのですが、ちょっと無理っぽい。 * postfix + courier-pop-ssl + drac(POP before SMTP)の設定をする [#g01f9750] postfixとcourier-pop-ssl導入済の環境に、dracを入れました。 db確認用に db4.3-util もインストールしています。 参考にさせていただいたのは [[こちら:http://www.kauda.jp/~koya/cgi-bin/wiliki.cgi?Postfix]] + drac /etc/init.d/drac OPTIONS="-i -e 5 /var/lib/drac/dracd.db" expiredを5分へ変更。デフォルトの設定は30分。 + courier-pop-ssl(courier-pop) /etc/courier/pop3dへ以下の2行を記述。 AUTHMODULES="authdaemon authdrac" DRACHOST="127.0.0.1" /etc/init.d/courier-pop, /etc/init.d/courier-pop-sslへ以下の環境変数を追加。 DRACHOST="$DRACHOST" それぞれのinit fileをリスタート。 + dracd.db 更新の確認 pop3s接続を行った後、dracd.dbが更新されたかどうかを確認する。(1行めはdbファイルの確認のみ) db4.3_dump -p /var/lib/drac/dracd.db strings /var/lib/drac/dracd.db 接続した IP Address が表示されればOK。 + postfix /etc/postfix/main.cfにて mynetworks = 127.0.0.0/8 192.168.1.0/24 check_client_access btree:/var/lib/drac/dracd smtpd_recipient_restrictions = permit_mynetworks, check_client_access btree:/var/lib/drac/dracd, check_relay_domains テスト送信して rejectされないことを確認。 * boot時の起動スクリプトを調整する [#i120ba46] # sysv-rc-conf というコマンド(パッケージ)を使います。 run level での調整も可能ですが、インストール済パッケージを停止状態にするときに使用しています。 (courier-imapを停止とか) * Javaをインストール(make-jpkg編) [#if10f1ad] あらかじめ java-package をインストールしておきます。 http://java.sun.com/j2se/1.4.2/ja/download.html から j2sdk-1_4_2_*-linux-i586.bin j2re-1_4_2_*-linux-i586.bin をダウンロードします。 $ fakeroot make-jpkg j2sdk*.bin $ fakeroot make-jpkg jre*.bin debファイル作成後、 # dpkg -i *.deb でインストール。 * Javaをインストール(Blackdown project編) [#l76b28bc] [[Blackdown project:http://www.blackdown.org/]] が提供している debian unofficial package をインストール。 /etc/apt/source.listへ1行追加。 deb ftp://ftp.lab.kdd.co.jp/Linux/Java/java-linux/debian sarge non-free - j2re1.4 - j2sdk1.4 - j2sdk1.4-doc あたりをインストール。(開発環境が必要なければ、j2reだけでも十分です。)docをインストールする場合は http://java.sun.com/j2se/1.4.2/ja/download.html からdocファイルをダウンロードし、 /tmp へ置くよう指示される。 * qemu [#x41ef31b] qemuでFreeBSDをインストール # qemu -hda /export/qemu/Fbsd.img -cdrom /home/cdr/6.0-RELEASE-i386-bootonly.iso -boot d -m 256 -monitor stdio -user-net 普通に起動 # qemu -hda /export/qemu/Fbsd.img -m 256 -monitor stdio -user-net -rdir 8022::22 * dpkg-buildpackage [#s7011743] パッケージを自分で作成する + ソースファイル・パッチファイルを入手する。 ftp://ftp.debian.org/pool/ あたりからダウンロードすればいいでしょう。 + 設定を変更する。 debian/rules ファイルを編集。 だいたいはconfigure オプションを追加することになるのでしょうね。 編集後、 chmod 755 debian/rules で実行可能にしておきます。 + パッケージのDebianバージョンを上げる debian/changelog ファイルを編集。 ソースのトップディレクトリに移動し、次のコマンドを実行。 % debchange -i 現在のDebianバージョンを1つ上げた新しいエントリが追加され、 エディタが起動されます。 「*」のところにどんな変更を行ったか簡潔に英語で記述しましょう。 + スペシャルパッケージのビルド ソースのトップディレクトリで次のコマンドを実行。 % dpkg-buildpackage -rfakeroot -us -uc + 作成されたパッケージをrootでインストールして終了。 現在 xlockmore wnn7-server の独自パッケージを作成しています。 ※UNIX USER2001.9月号のでびあん通信を参考にしました。 * xterm-linux.xpm [#jf53e0b5] debianで使うxpmアイコンのパッケージ名は fvwm-icons インストールされるディレクトリは /usr/include/X11/pixmaps これをインストールすると xterm-linux.xpm がもれなくついてきます。 ctwmでkterm用のアイコンに使用しています。